バレンタインデーが近づいてきましたね。
一番楽しみなのは、もちろんチョコレートの催事場で今年のチョコを選ぶことです。一番好きな人にどれを?職場の人には?こんど会う友達には?毎年毎年趣向を凝らした催事に行くだけで気持ちが上がります。
そして、大事な自分にもチョコレートを。
がんばってるもんね、毎日。このくらいの贅沢はいいんじゃないかな?
いいです、いいです。大事に食べてくださいね
マリーアントワネットが愛したチョコレート。
せっかく食べるなら、ダイエットや美容、健康にも効いたらうれしいですよね。
歴史を感じながらチョコレートを選んで、いいタイミングで食べてみてください。
チョコレートのことをまとめてみました。
チョコレートの歴史
チョコレートは紀元前1,500年前ごろメキ石粉湾岸沿いの肥沃な低地にあった文明、オルメカ文明が初めてカカオを利用したと言われています。
その後、マヤ文明でカカオの栽培が始りました。マヤ文明ではカカオは貨幣として使用され、上流階級の結婚式で、カカオ飲料が現在のシャンパンのような役割をしていたと推測されています。
コロンブスがヨーロッパへ伝え、スペインへ伝わりました。とても高価だったカカオですが、スベインが領土を植民地化したことで、カカオの循環経路が作られて大衆化していきました。
1522~1524年ごろ新スペインに砂糖が入ってきて、チョコレートは甘い飲み物になりました。
ヨーロッパでは、カカオ豆や砂糖の栽培にアフリカから奴隷が導入されるきっかけになった歴史もあります
チョコレート伝来の歴史
スペイン⇒ベルギー西部⇒フランス(スペイン王女だったマリーアントワネットが愛し、宮廷に広がりました)⇒イタリア⇒オーストラリア⇒ドイツ⇒イギリス⇒スイス⇒アメリカ⇒日本
日本へは18世紀にやってきました。外交の窓口だった長崎に1797年(寛政9年)3月
に長崎の遊女がもらった品物「しょくらあと」として史料に初登場しています。
チョコレートの4大発明
今は固形のチョコレート。当初は液体の油分の多い飲み物でした。
それが4大発明がなされたことによって、今のチョコレートになったのです。
発明者の国のチョコは、感慨深いですね。創業国の食べ比べも面白いですよ。
・ココアを発明:クンラート・バンホーテン(オランダ)
カカオ液からココアバターを抽出し、取り除くことでお湯に溶けやすいココアパウダーになりました
・食べる固形チョコの発明:ジョセフ・フライ(イギリス)
ココアパウダーに砂糖とココアバターを混ぜて、常温で固体・口の中で溶けるチョコレートを開発しました。
・ミルクチョコレートの開発:ダニエル・ピーター(スイス)
同じ村にネスレ社を創業したアンリ・ネスレさんが育児用粉乳を発明していたため、共同で開発しました。
・コンチェの発明:ルドルフ・リンツ(スイス)
チョコレートを72時間協力に撹拌することで、トロリとマイルドなチョコができました!
ネスレ社とミルクチョコレートが関係あるなんて面白いですね。
チョコレートの主な材料と健康的な選び方
・カカオマス
・砂糖
・ココアバター
・粉乳
商品の裏面を見てみてください。
これに油脂・乳化剤・香料・甘味料などが入ると添加物が入っています。
価格が安いとこれらの添加物がはいることが多くなりますので、栄養効果を高めるなら、入っていないものを選びましょう。
最近ではカカオの含有量を表示している商品がたくさんあります。カカオ含有量が高いほうが栄養素が取れやすいため、カカオ含有量が高くて添加物が少ない上質なものを選びましょう。
ただし、含有量が高いと甘くはありません。しかもカロリーは高いので、食べ過ぎにご注意くださいね。
含まれる栄養素と期待できる効能
・カカオポリフェノール:血圧低下、抗酸化作用で老化予防、悪玉コレステロールの酸化を抑制=動脈効果の予防、虫歯菌の働きを軽減
・テオブロミン:血流改善・体温を上昇させる。集中力UP・記憶力UP、リラックス作用
*カフェインの仲間なので食べ過ぎには気をつけましょう。
食べる量・食べるタイミング
・一日に5~10g程度のビターチョコ か ココア1杯程度
・タイミング
朝:仕事前にひとかけらで集中力UP
スポーツ前:血流改善に効果あり
お腹がすいたとき:ヒトカケ でリラックス
カロリーが高く、カフェインが入っているので食べ過ぎには注意してください。
適量で。板チョコ1枚は多いですよー
まとめ
チョコレートとの付き合い方は、上質なものを選んで、少量を食べていくことが大事です。
ヴァレンタイン時期は、是非催事場で歴史を感じながら、国別の違いを楽しんでみてくださいね