冬肌と夏肌の乾燥の違いは?管理栄養士おすすめの改善食べ物はこれ!(冬肌編)

もちもち肌になりたい冬乾燥肌の方,多いと思います。

保湿しっかりの冬とサラサラ夏のお化粧品、基礎化粧ともそれぞれの季節のものを使われていますよね。

寒い冬の乾燥と暑い夏の乾燥は原因が違います。食べるものも冬は温かいものや根菜類が増え、夏は冷たいものが美味しいですよね。

化粧品で表面からのアプローチとともに、体内からもお肌へアプローチが大切です。

食生活も見直して更につやつや乾燥知らずのお肌を目指しましょう。

 

お肌の新陳代謝は

  28日+(年齢―17歳)日

 

 

アラフォーの私は

28+(43―17)=54日!

54日前に食べた食事がお肌の栄養になっているわけです。

今すぐに食事を見直す必要がありそうですね。

 

 

まずは、それぞれの季節の乾燥を知りましょう

肌の乾燥の理由は、

「気温が低いため湿度が低下していることと」

「新陳代謝が悪くなっていること」

「寒いので、汗をかかないこと」なのです。

 

まず、気温が低いので、空気が乾燥し肌はダメージを受けます。

細胞自体が古くなって機能が低下しているにもかかわらず、

材料が足りずに新陳代謝が悪くなると、肌の古い細胞を入れ替え

る期間がゆっくりになり、更に乾燥してしまいます。

そして、寒く身体を動かすことが減るため汗をかきづらくなります。

実は汗はお肌の潤いを守る大事な成分が入っているのです。

汗には「尿素」「ミネラル」「乳酸」が含まれます。

尿素は水分を保持してくれます。ミネラルのなかでも、特にマグネシウムは

肌内部のセラミド合成を促進してくれます。乳酸は肌表面を弱酸性に保ってくれています。

この汗がでないことで、肌の水分が枯渇している上に防御機能が低下してしまっているのです。

肌断面図
肌断面図

冬の乾燥肌は、

・肌の表皮の新陳代謝を促すこと

・表皮の下にある真皮の中にある肌のお母さん細胞である線維芽細胞を元気にすること(線維芽細胞はコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸を作り、古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理をしてくれる。コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸が肌の弾力やハリを作ります。)

・体内を弱酸性に保つこと

が大切です

 

冬の肌に必要な栄養素

・たんぱく質

細胞の原料になります

多く含む食品 肉全般・魚・大豆製品・卵

・核酸

細胞の原料で細胞の新陳代謝を促進します。線維芽細胞を修復します

多く含む食品 イワシ・きなこ・レバー・鮭の白子・大豆

・必須脂肪酸(オメガ3系・オメガ6系)

肌細胞の「細胞膜」を作ります

オメガ3系を多く含む食品 サバ・イワシ

オメガ6系を多く含む食品 コーン油・亜麻仁油・大豆油

・ビタミンA

皮膚や粘膜を保護する働きがあります

多く含む食品 緑黄色野菜(人参・かぼちゃなど)・レバー・うなぎ

・ビタミンE

血行を促進して、新陳代謝を促します

多く含む食品 かぼちゃ・ナッツ類・アボガド・いわし

 

栄養素以外に大事な食事方法

・水分を摂る

一日に必要な水分量は1.5リットルを目安に飲んでください

 

・体内を弱酸性にして、免疫力をアップ

酸性に偏りやすいのでアルカリ性の食品を食べましょう。

強アルカリ性の食品 梅干しや大豆製品・トマト・お酢など

もちもち肌になりたい冬
もちもち肌になりたい冬

 

冬の肌をプリプリにする簡単料理をご紹介します。

・イワシは「たんぱく質」「核酸」「オメガ3系」「ビタミンE」を含みます

・かぼちゃは「ビタミンA」「ビタミンE」を含みます

 

・イワシ缶詰のトマト煮込み

缶詰で作ったとは思えない イタリアンな雰囲気

<材料>

・イワシの缶詰(オイル缶)  1缶

・トマト缶(カット)     1缶

・ローリエの葉        1枚

・ローズマリー        適量

・にんにくパウダー      適量

・塩・胡椒          少々

・粉チーズ       適量

・にんじん         3個*輪切り

・ブロッコリー       3個*小房

・バジル          2枚*飾り用

<作り方>

  1. フライパンにイワシと缶詰のオイルを入れ、ブロッコリー・人参も入れる
  2. トマト・ローリエ・ローズマリー・にんにくパウダーを入れる
  3. 中火でコトコト
  4. 水分が少なくなったら、塩・胡椒で味を整えて、粉チーズ・バジルを飾って完成♪

 

*パスタに絡めたり、バケットに乗せてピザ風にしても美味しい

 

・大豆とかぼちゃのコロッケ

コロッケなのに揚げないのでローカロリー!

<材料>

・合い挽きミンチ 100g

・かぼちゃ 1/2個

・玉ねぎ  1/2個*みじん切り

・大豆水煮   200ḡ*みじん切り

・卵    1個

・小麦粉  適量

・パン粉  適量

・大豆油  大さじ2

 

<作り方>

  1. かぼちゃを一口大に切る。レンジで3分30秒
  2. みじん切りの玉葱とミンチををラップしてレンジで3分
  3. かぼちゃと玉ねぎと大豆水煮を・塩・胡椒を混ぜて丸める
  4. 卵・小麦粉・パン粉の順でまぶす
  5. オーブンシートを引いた鉄板に並べる
  6. 大豆油を大さじ2全体にふりかける
  7. レンジで12~15分加熱し、完成♪

 

 

どちらのレシピも小分けにして冷蔵し、必要な時にチンすると簡単に使えますよ。